執行対象:生贄の選定
今回のAI指令「アニメ塗り」を執行するために私が選んだのは、ベストメカコレクション RX-78-2 ガンダム (REVIVAL Ver.) だ。

選定理由は、その造形のシンプルさ。そして何より、入手性の良さとコストパフォーマンスにある。余談だが、私がこのキットを手にするのはこれが3体目だ。 「旧キット」と呼ばれた時代のフォルムを維持しながら、接着剤不要、成型色による色分け、合わせ目の排除というバンダイの変態的技術を詰め込んだこの傑作は、何度組んでも発見がある。
執行準備:パッケージ開封の儀
箱を開けた瞬間、昭和の空気感がデスクに漂う。
- パッケージ: 旧キットへのリスペクトに溢れた箱絵が堪らない。
- 説明書: 昭和のプラモを彷彿とさせるデザインだが、中身は別物だ。
- ランナー: 全部で4枚。旧キットのような「緑がかった白一色」ではなく、現代の成型色で美しく色分けされている。



基本工作:職人の手付き
この程度のパーツ数であれば、説明書を読み解く時間は不要だ。まずはすべてのパーツをランナーから解放する。
私はゲート処理において「二段構え」を徹底している。パーツギリギリで切らず、余裕を持ってニッパーを入れ、その後ヤスリで平坦に均していく。手間はかかるが、パーツのエグレや白化という「ノイズ」を排除するためには欠かせない工程だ。

組み立て:分解という余白
今回は「AIアニメ塗り」を前提とした執行だ。後工程での塗り分けを考慮し、いつでも分解できるよう「ダボ処理」を施す。接合部のダボをニッパーで斜めにカットし、嵌め合いを意図的に緩くしておく。 このひと手間が、後の自分を救うことになる。


素組み完成:溢れ出す「エモさ」
見てくれ、このフォルムを。 令和のキットとは思えないほどのチープさ(褒め言葉だ)。可動範囲は狭く、首も左右にしか振れない。ハンドパーツの潔い丸穴。だが、最新のRGやMGでは決して出せない「エモさ」が、ここには凝縮されている。

演算:AIが捉えたガンダム
完成したキットを撮影し、Google AI Studioの Nano Banana 2 へと放り込む。比較しやすくするために背景を除去する。

「背景を除去して、薄いグレー単色に変更してくれ」


汚く散らかった机も綺麗さっぱり消してくれるこの機能、めっちゃ便利。撮影の為に片付けて、撮影ブースを置く必要も無いなんて。。。
次回予告:
さあ、いよいよ本番だ。 令和の最新技術で蘇ったこのガンダムを、AIの力でさらに別次元へと引き上げていく。 実際に塗り進める中で、私は「違和感」と戦うことになる……。 写真に撮った瞬間、あなたはこれがプラスチックの塊だと信じられるだろうか?



